ギャラリー画市
Posted By 福田 浩 on 2008年7月2日
ギャラリー画市さんが店を閉めると言うことで丁寧な案内が来ていました。
もうかなり前のことになりますが、絵に嵌っていた時期があってね。
あのころは、月に1枚は買ってたです。
子供の頃は絵が大の得意で賞状もたくさん持っていたのですが、転校した先の美術の先生が嫌いでね。
美術もすっかり嫌いになったので美術の知識は全然ありませんでした。
駸々堂が三宮にあった頃、リャドというスペインの画家さんのカロリーナ・アミーゴ嬢という絵に出会ってから、それはそれは嵌りました。
なんというのかなぁ。いい絵というのは日々発見があり、飽きないんですねぇ。
「名画と暮らす」と僕は表現していましたが、絵と共に暮らすと、絵と共に何かこう成長していくような気がします。
最初はほんとうに何も知らなかったです。
はじめは、アールビバンをはじめとする大手版画屋さんに出入りして、分かっている人にも分かってない人にもいろいろ出会いました。
どんなに粘られても断る交渉術も身につけました。
丸善の平野さんには歴史上の巨匠から今頑張っているユニークな作家さんまで、いろんなものを見せていただきました。
丹青美術の下農さんとは一緒にメールマガジンを発行したり、ネット販売やネット画廊など、いろんな企てをしました。
最近お逢いしてないですけど、マイミクのクリさんをはじめ、ユニークな画商さんにたくさん会ってきました。
会うたびに僕の眼力のテストをするおばさんも居ましたねぇ。
僕に嫁さんを紹介するなんて言ってたけど。まぁ、ほんまに画商さんたちとのお付き合いは楽しかったです。
下農さんに「なんで画商さんってこんなにユニークなんですか?」って聞いてみたことがあって。
「そらな、まわりがユニークな人ばっかりやからや。
まず画家さんが変わりもんばっかりやろ。
次にお客さんが変わりもんや。だいたい絵を買うという時点でスゴイ感性を持ってる。そんなん変わりもんに決まっている。
そんな連中と付き合ってたら、こっちも変わりもんになるわ。」
この画市の画商さんたちも、僕が出会った変わりもんのユニークな画商さんたちでね。
確か丸善で出会ったんですよ。ちょうど店を出したばかりの頃でした。
あのときは4人だったかな。みんなそれぞれ自分の仕事を持っていてね。
画商さんってそれぞれ得意分野があって、上手く補い合ってやっているんですよ。
そんな4人がみんなで国際会館に店を持つのが夢だったんだって熱く語ってました。
みんな交代で自分の得意分野の企画展をやったり、店番をやったりしてました。
僕もよく駄弁りに、かっこよく言うと元気を貰いに行ってました。
そごうの新館と繋がっていたころは客層も良くてクレジットの準備はしていてもほとんど使うこと無かったんだそうですね。
新館にロフトが入って客層が一気に変わったって言ってましたねぇ。
今回、それぞれのお仕事が忙しくなって、店を閉めるということです。
あの夢に満ちた頃を忘れずに、頑張って欲しいですね。
絵だけではなく、元気を貰った顧客の一人としては、そう思います。

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