地図を描く
Posted By 福田 浩 on 2007年4月20日
僕はよくこの話が大好きで、よくするんですが、実はインテルにいた西岡さんから聞いた話です。
第一次大戦のあるとき、ハンガリーの軍隊がアルプスで行軍していたんですね。
で、斥候隊を出したんですが、なかなか帰ってこない。
当時は携帯電話がないですから心配ですよね。。。ここはオチでは無いです。
一日たち、二日たち、三日目に無事に帰ってきたんですね。
斥候隊の隊長が「この地図のおかげで帰ることができました」といって出した地図はピレネー山脈の地図だったというオチなんですけどね。
地図も無いのに動く人が多いでしょ。
あたって砕けてしまう人。
特に以前あたって砕けなかったことがある人がたちが悪いですねぇ。
砕けてるやん。っておもうんだけど、とことん砕けるまであたってしまう。
あたっているということに満足感を覚えるんでしょうけど、結果が出てなかったらあかんやん。
地図が大事なんですよ。でも、正確な地図が得られることは皆無です。
でも、ピレネー山脈の地図でいいから、地図が必要なんですね。
地図は適当でいいんです。なぜかというと正確でないことは最初っから分かっているからです。
でも、地図の体裁だけは整っていなければいけません。
そして、地図ができるまでは動いてはいけません。
あたって砕ける人が何で砕けるかと見ているとよくわかる。
こういう人を観察していると、当たっていく間にブレがあることが多い。というよりほぼブレがあります。
当たって跳ね返った方向から修正するんでしょうね。でも個別のケースからの細かい修正ですから離れてみていると的外れなんですよ。
表面的な問題や、特殊なケースに細かく振り回されているケースが多い。
西岡さんからこの話を伺ったときは、リーダーシップの話だったと思うんだけど、チームで動いている場合は個別にブレるからわけがわかりません。
地図を描いていれば、ある程度の外乱は想定できますのでブレをある程度防げます。
方向を変えるときは地図の見直しになりますから、時間をかけて余裕を持って変更できます。
仕事にゆとりができるんですね。
僕は地図を描く人と、あたって砕ける人が組むことが大事だと思います。
戦いでも本陣に居る大将や参謀と最前線の戦闘部隊とは別でしょ。
当たって砕ける人たちというのは、群れる傾向があるようですから、そういう人たちを群れごと引っ張れたら強力な部隊ができます。
そういう部隊を複数作っていけば、面白いことができるんじゃないかと思っています。

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