営業とマーケティングのハザマで
Posted By 福田 浩 on 2007年2月26日
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品やサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
今日、あるカーディーラーさんに行ってきました。
昨年末から、何かこう「さすが○○だ」と言われる仕組みを作りたいと言う相談を受けていまして。
そこの営業マンと、僕が友達だったことからそういうことになったのですが、
「ようするに何が問題やねん」
「なんか、ずっと管理されてて窮屈なんですわ。報告書もいっぱいださなあかんし」
と言う話だったので、
- 営業マンに時間を作ることがまず大切。
- そのために効率化を図るシステムは必要かもしれない
- コンピュータでお客さんをビックリさせるような目新しいことをすることはお金の無駄
と言う話を、ちょっとけんか腰でしました。
いろいろ話を聞いてみると、そういう部分はかなり改善されているようで、いい方向に進んでいるとのこと。赤面の至りでした。
オリジナルなシステムにこだわっていらっしゃるので、開発の考え方について、お話をさせていただきました。
、
- 十分に煮詰まっていない段階でオリジナルなものを発注してはいけない。
- 煮詰めるためには、まずパッケージを入れて安価にすぐに使ってみて、パッケージでは不本意なところを洗い出した上でその部分をどうするか、別にシステムを作るか、パッケージをカスタマイズしてもらうか、と考えたほうがいい。
- 細かいものを思いついたときに作るのならば、作れる人を一人入れたほうが安くつくしトラブルも減る。
- 少なくともそういう担当者と体制を作ることが開発の前提で、それができないのならば止めたほうがいい。
それはそれで、ご理解いただけたかと思います。
面白いことを考えておられて、というよりもある意味普通の業界では普通なんでしょうけど。
営業マンを前提として考えるのではなく、営業マンを否定したところに何か無いだろうか。
と、おっしゃるんですね。
ああ、なるほど。この人すごいなぁ。
ということで、冒頭の話をしました。
企業に必要なのはマーケティングとイノベーションだとドラッカー先生もおっしゃっています。
これまで、営業マンの能力に頼っていた。そうではない世界があるだろう。
売ると言う世界から、選んでいただく、と言う世界に。顧客主権の世界にカーディーラーも目を向けていかないといけないのかもしれません。
そういうことで、インターネットを使った具体的な例をいくつかお話させていただきました。
ただ、システム開発と同じで体制を作っていただけますか?と言う部分ですね。
話はその通りなんですけど、やり続ける覚悟がありますか?そのための体制と予算が組めますか?
ここが問題だと思います。
そのあたりは時間をかけて調整していかないといけないのでしょう。
消費者主権の時代。マーケティングということ。「売る」から「売れる」への意識改革は、着実に進んでいるのでしょう。


Comments
Leave a Reply
You must be logged in to post a comment.